初めて風花タロットを受けられる方へ



THE MOON(月)


日本で「月」と言えば情緒ある素敵なイメージを持つ人が多いですよね。
ただタロットでの「月」は、一言で言うなら
「先の見えない不安感」と言えるでしょう。
暗闇に月明かりしか無い時
自分の立ってる道がどこに繋がっているのか見えなかったり
落とし穴にはまりやすかったり、躓きやすかったり
手の届く範囲に居れば見える人の姿や気持ちも
少し離れてしまうと見えなくなって不安による疑心暗鬼に陥りやすくなる・・
月明かりしか無い道をダッシュで駆けていくのは無謀であり躊躇するでしょう
正位置においては、前述したような、そんな状態を表しています。
逆位置では夜が少しずつ明けていく様子
見えなかった人、気持ち、真実が少しずつ見えてきたり
たっている道がどこに繋がっているか少し見えてきた段階
明けない夜は無いのです。
そういった意味で月は明日への希望が描かれるカードとも言えます。
双魚宮(うお座)に対応する月のカードは
暗く見えにくい闇に隠れた霊魂を意味し肉体と精神を象徴しています。
見えないもの、見えない道に対して
どのように対処すれば良いのか・・
暗闇は余計な恐怖や不安を創造してしまう場合があります。
そして時間が経過して明るくなれば何でもなかったりしますよね。
ネガティブな時の月のカードはジタバタせずとも見えてきた時に判断すれば良いという風に
暗闇の中進むにしても、立ち止まるにしても、まず「落ち着く」事が必要かもしれません。
いくら不安に感じても仕方ありません。勝手に朝はやってきますから・・
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